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知的財産管理技能検定1級(特許専門業務)合格への道:第2回(著者の略歴・受験の経緯)

前回(第1回)の内容

mathesis0923.hatenablog.com

今回(第2回)のテーマ

今回は、著者の略歴・受験の経緯について記載します。 前提によって、立場や背景が変わってくると思いますので、参考として記載しておきます。

著者の略歴

  • 年齢:40代半ば

  • 性別:男性

  • IT企業社員

  • 理系大学院出身(修士

  • 入社以降10年以上開発職を経験後、知的財産担当の仕事にシフトして約5年、現在に至る

  • 自身も発明者として特許出願・登録経験あり

受験の経緯

  • 知的財産担当となり、実務スキルの向上とキャリアを考え、知財検定弁理士試験受験を決意(2020年5月~6月頃)

  • 知財検定1級が年1回(一次の学科試験が11月)のみしかないことを知り、7月の2級試験には間に合わないと思い、無謀にも「最初から1級を受けよう」と思う

  • 同じ知財だし、どうせなら上位の弁理士試験の教材も活用して勉強もすれば一石二鳥と考える

  • 独学で勉強

  • 2020年11月の1級学科初回試験は、78%の成績で不合格(合格基準は80%以上) ⇒ あと一歩及ばずリベンジを誓う

  • 2021年3月、改めて2級(学科・実技)を受けて合格 :普通はこっちが先です…

  • 2021年5月、弁理士試験短答式筆記試験1回目を受験するも、不合格

  • 2021年7月、1級勉強と並行して、STUDYing弁理士講座を受講し始める(重複する領域を優先)

  • 2021年11月に1級学科、2022年3月に1級実技を受験して合格し、2年目で一級知的財産管理技能士(特許専門業務)を取得

  • 2022年5月、弁理士試験短答式筆記試験2回目を受験し、合格

  • 2022年7月、弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)を受験し、不合格

  • 2023年7月、弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)の受験2回目、不合格(合格基準平均54点に対して、平均51.5点、無念)

  • 2024年現在、短答免除が今年きれるので、弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)の3回目のリベンジに向けて追い込み中

自分の経歴が特殊だと思うところ

1. 知財1級と弁理士試験の併願からスタートしている

普通に考えて順番がおかしいので、まずは前提知識である知財検定2級合格を目指すのが王道だと思います。 1回目で78%取れたのは、次回以降記載する教材、資料を自力で見つけられたからだと思いますが、普通は無理ですね。 また、これも次回以降記載しますが、2級に合格すると知的財産管理技能士会(年会費1万円)に入会でき、 特典として1級含む全過去問が無料で取得できますので、先に2級を持っていた方が圧倒的に有利です。 ただし、弁理士のテキストを一部教材として活用するのは、有効だと思います。

2. 理系修士出身

弁理士になる場合、論文筆記試験(選択科目)免除があるため理工学分野の修士は有利です。 また、特許発明の技術的内容を理解してクレームを考えたり、権利範囲を考える必要があるため、実務上も理系が有利な場合があると言われています。 しかし、知財検定1級を合格するためにこれらが必要かというと、必ずしもそうではないと私は思っています。

  • ①試験的には法律・契約知識が圧倒的に多く、次に経営・知財戦略であり、法学部や経営学部など、文系要素が多数ある

  • ②試験に出る発明の例は、理系的素養が求めらるほど高度な例ではなく、むしろ不要

  • ③米国法や特許検索では英文のクレームや明細等が出るので、英語の能力も求められる

  • ④書籍、資料や問題文の量など、読解力が必要

つまり、文系学士の方でも、勉強方法が自分に合っていれば、十分にスキルを発揮できるのではないかと思います。

最後に

以上、長々と記載してしまいましたが、自身の経歴についてでした。 次回から、本題の使用した教材について書いていきます。