前回(第1回)の内容
今回(第2回)のテーマ
今回は、著者の略歴・受験の経緯について記載します。 前提によって、立場や背景が変わってくると思いますので、参考として記載しておきます。
著者の略歴
年齢:40代半ば
性別:男性
IT企業社員
理系大学院出身(修士)
入社以降10年以上開発職を経験後、知的財産担当の仕事にシフトして約5年、現在に至る
自身も発明者として特許出願・登録経験あり
受験の経緯
知財検定1級が年1回(一次の学科試験が11月)のみしかないことを知り、7月の2級試験には間に合わないと思い、無謀にも「最初から1級を受けよう」と思う
独学で勉強
2020年11月の1級学科初回試験は、78%の成績で不合格(合格基準は80%以上) ⇒ あと一歩及ばずリベンジを誓う
2021年3月、改めて2級(学科・実技)を受けて合格 :普通はこっちが先です…
2021年5月、弁理士試験短答式筆記試験1回目を受験するも、不合格
2021年7月、1級勉強と並行して、STUDYing弁理士講座を受講し始める(重複する領域を優先)
2021年11月に1級学科、2022年3月に1級実技を受験して合格し、2年目で一級知的財産管理技能士(特許専門業務)を取得
2022年5月、弁理士試験短答式筆記試験2回目を受験し、合格
2022年7月、弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)を受験し、不合格
2023年7月、弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)の受験2回目、不合格(合格基準平均54点に対して、平均51.5点、無念)
2024年現在、短答免除が今年きれるので、弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)の3回目のリベンジに向けて追い込み中
自分の経歴が特殊だと思うところ
普通に考えて順番がおかしいので、まずは前提知識である知財検定2級合格を目指すのが王道だと思います。 1回目で78%取れたのは、次回以降記載する教材、資料を自力で見つけられたからだと思いますが、普通は無理ですね。 また、これも次回以降記載しますが、2級に合格すると知的財産管理技能士会(年会費1万円)に入会でき、 特典として1級含む全過去問が無料で取得できますので、先に2級を持っていた方が圧倒的に有利です。 ただし、弁理士のテキストを一部教材として活用するのは、有効だと思います。
2. 理系修士出身
弁理士になる場合、論文筆記試験(選択科目)免除があるため理工学分野の修士は有利です。 また、特許発明の技術的内容を理解してクレームを考えたり、権利範囲を考える必要があるため、実務上も理系が有利な場合があると言われています。 しかし、知財検定1級を合格するためにこれらが必要かというと、必ずしもそうではないと私は思っています。
②試験に出る発明の例は、理系的素養が求めらるほど高度な例ではなく、むしろ不要
③米国法や特許検索では英文のクレームや明細等が出るので、英語の能力も求められる
④書籍、資料や問題文の量など、読解力が必要
つまり、文系学士の方でも、勉強方法が自分に合っていれば、十分にスキルを発揮できるのではないかと思います。
最後に
以上、長々と記載してしまいましたが、自身の経歴についてでした。 次回から、本題の使用した教材について書いていきます。